2003年07月08日
028:M.I(デザイナー)
「ネトゲ夫婦w」
これはあるネットゲーム(以下ネトゲ)の罠に落ちた一組の夫婦の物語である。
ねぇ、どうせやるなら一緒にはじめない?その妻の一言に彼は軽い気持ちでネトゲの世界に足を踏み入れた。そう、その時は本当に軽い気持ちで・・・。
~2台のパソコンはひとつのバーチャルな世界にログインする~
夫婦の降り立った世界はあまりに美しく、そして、驚きと発見に満ち溢れていた。
夢ような世界をまさに夢中で駆け回った。戦い、助けあい、励ましあいながら。

そんなある日の会話・・・。
リアル会話(リ)ネトゲ内チャット(ネ):夫(M)妻(W)
リ:M:あ~博士の家ってどこだったっけ?
リ:W:何のクエやってんの?
リ:M:サークレットもらえるヤツ。
リ:W:ん~私まだやってないやつだ。本に載ってない?
リ:M:載ってないな~
リ:W:なら、ネットで調べたら?
リ:M:前にも行った気はするんだけど。石の区だったよね?
リ:W:・・・(無言)・・・
リ:M:聞いてる?
リ:W:・・・(無言)・・・
リ:M:き い て る?
リ:W:・・・(無視)・・・
ネ:M:聞いてる?w
ネ:W:・・・(レスなし)・・・
リ:M:おい!ゴラ!
リ:W:うっさいな~今PT組んでて戦闘中なの!
リ:M:え!?いつの間に組んだの?言ってくれてもいいじゃん!
リ:W:なんでいちいち言わなくちゃいけないのよ!
ネ:M:・・・。
ネ:W:も~すねんなよ~誘われないからってvv
ネ:M:(,,゚Д゚)
ネ:W:自分だってPT組んでたら同じくせにw
ネ:W:夕飯までには解散するから~
ネ:M:ハイハイ
気まずい空気の中、さわやかなBGMと2人のキーボードを叩く音だけが聴こえる部屋・・・
久しぶりに晴れた休日の午後は過ぎていく・・・。
ネ:W:怒ってる?
ネ:M:きまってんだろ!ボケ~!(-_-メ)
ネ:W:夕飯なにがいい? ←いよいよ相手にしていない。
ネ:M:なんでもござれ
ネ:W:んじゃ肉じゃがにする~
ネ:M:/sh お~肉じゃがいいね~!
リ:M:あ!!シャウトで叫んでもうた!
そう!PT勧誘希望中の彼はエリア内全プレイヤーに向かって叫んでしまったのだ・・・。
“肉じゃがいいね~”と・・・剣と魔法の国にそれは・・・ない。
ネ:W:プププッw
リ:M:てめ~がチャットでばっか話してくるからだろうが!!
ネ:M:/sh ・・・と思ったそこのあなた!PT誘ってください~^^;
↑ギリギリのフォロー・・・。
その後もバーチャルともリアルともつかない夫婦喧嘩を繰り返した。もちろん、いい大人がくだらないことでとわかっていながらも。終わりのないことが約束された世界でお互いのリアルな時間を削り合う日々・・・それはネトゲの業であろうか。それでも、その夫婦は、いや、その夫婦のキャラはついにネトゲ内でもめでたく結婚式を挙げることとなった。まだ見ぬ仲間達に祝福されながら・・・。
~数年後~
夫婦生活は順調なようだ。まだこの世界に離婚システムは実装されていない・・・。
ネ:W:いってらっしゃい。今晩はミスラ風山の幸串焼だから早く帰ってきてねw
ネ:M:今日は何してる?
ネ:W:そうね~”天気のいい日は洗濯”クエやるかな~。あなたは?
ネ:M:オレは昨日の”残業限界Ⅱ”が途中だからまずはそれかな。
ネ:M:んじゃ、行ってきます!ネ:W:いってら~w

今日も2人はリアルにログインする・・・。
To be continued
※この物語は半フィクションです。
実在の人物、企業、団体等になんとなく関係ありません。
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・・・というわけで(何が?)今も夫婦でネトゲやっております。やっとお互い ほ ど ほ ど に遊べるよーになりました。だから趣味ではありません我が家のブームです。もちろん、この部署にもたくさんの先輩ネトゲプレイヤーがいます。私など足元に及ばないぐらい、みなさんそれはもう立派な廃・・・と、ともかく、ジャンルを問わず、対人で遊ぶことは今も昔も楽しいものですよね?それが初対面どころか見ず知らずの人といきなり交流が持てるんですから。1人でハマッてた日にゃたぶん、趣味でも済まなかったでしょう。ええ。こんなコラム書いてる暇あったらさっさとLV上げです!(笑)
これをご覧のまだネトゲ未経験の方、ぜひ一度やってみてください!RPGじゃなくてもシュミレーションや、アクションや、もちろんメダルでも。人に聞いてやった気になってませんか?これは実体験してみないとわからないですよ。まだまだ手軽なところにないジャンルなのかもしれませんがいい大人だからこそ飛び込んでみてください。きっと今まであなたが味わったことのない世界がそこにはあります。
これからも、あらゆる物・事が次々と繋がっていくことでしょう。提供する側はもちろんそこに繋いだ人たちが良くも悪くも原因や結果を創っていきます。時にその予想をはるかに越えて。それこそがネットに”繋ぐこと”の最大の魅力であり、また、魔力なのです。単に機械的なことだけでなく自分自身もコントロールして繋がないといつの間にか物語の夫婦のように”繋げられていること”に気づかなくなってしまうかもしれません・・・。
※ネトゲをお楽しみの皆様。使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しく遊んでください。ピンポーン♪
次回は、「三度のメシよりごはん好き、tomyさん」です~。
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