Stuff Column

2006年10月24日

051:まちゃあき(デザイナー)

ペーパークラフト

「インドア系アウトドア派」、ソフトセクションCGデザイナーのまちゃあきです。

皆さん、秋の夜長はいかがお過ごしでしょうか?
読書?映画鑑賞?だめですよ、手を動かさないとノーミソがなまります!

そんなわけで夜の暇つぶしに、頭の体操にも最適、ペーパークラフトはいかかでしょうか。
特別な道具は要りません。これを見ているあなたはPCとネット環境がそろっているはずなので
後はプリンターとどこにでもある道具さえあれば手軽にできちゃいます。

で、型紙はどないすんねんという話ですが、 ウェブでは 無料で配布しているサイトが山ほどあるのでそこから気に入ったものを拝借してきましょう。

気に入ったものがなかったり、オリジナルにこだわる方は自分で作った3Dモデルを展開して型紙を作ってくれるソフトもあるので、使ってみては!?
今回ペーパークラフトの楽しさを紹介するにあたって、3D展開図作成ソフト「ペパクラデザイナーVer1.2」を使用して特別に型紙のデザインをおこしてみました。

それではメカトロ研が誇るメダルゲームの最新作、「スターホース2」で使用されている馬を作ってみましょう!
先ずはペーパークラフトにしやすいように少し編集してやります。
※「スターホース2」は好評稼働中!

img_uma01.jpg

スタホ2で使用しているこの馬モデルを・・・・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・
        ・

img_uma02.jpg

躍動感をそのままにポリゴンを単純化しました。
名前は「ウマ君」とでも名づけておきましょう 。密かにセガの次期オフィシャルキャラクターの座を狙っています。
※モデリングには「ペパクラデザイナー」付属のソフトではなく、普段使い慣れている3dsMaxを使用しました。

これを「ペパクラデザイナー」で読み込み、展開図を作成しました。操作が簡単で初心者でも使いやすいソフトです。
で、出来たものがこれ↓

PDF展開図ダウンロード

ダウンロードしてディスクに保存しましょう。


<用意するもの>
・PC
・プリンター(インクジェット)
・プリント用紙(厚手のマット紙)※お使いのプリンタに合った紙を使ってください
・カッター(おススメ:NT CUTTER PRO)
・はさみ
・定規
・接着剤(おススメ:木工用ボンド速乾タイプ)
・カッティングマット
・ピンセット
・使い古したボールペン(シャーペンでも可)

最低限これだけ必要です。あとはモチベーション次第。

R0010957.jpg
皆さんの家庭にあるものばかり。カッティングマットは普通無い、とかいう反論は受け付けません。


<作り方>

STEP_1 印刷する

これをしないと何も始まりません。各プリンターの設定でA4の用紙サイズに指定して印刷ボタンを押します。あとはプリンターの前で紙が出てくるのをジーっと見つめます。

R0010911.jpg
A4より小さいサイズで印刷すると小さすぎて作れないので注意。


STEP_2 ざっくり切る

作業しやすいようにパーツごとに大まかに切っておきましょう。無くさないように。余った部分は後で使うので捨てないでおいてください。

R0010918.jpg
前脚と後脚は微妙に太さが違うので間違えないように。


STEP_3 山折の線に筋を入れる

インクの出なくなったボールペンでなぞって筋を入れます。力を入れすぎて印刷面を傷つけないように。シャーペンを使ってもいいですがガリガリっと印刷面を傷つけやすいので注意深く作業してください。

R0010924.jpg
ところで、おかんってインクの出なくなったボールペンを捨てずに置いときますよね。


STEP_4 切り抜く

外の枠線上を慎重に切っていきます。道具はカッターでもハサミでもどちらでもいいでしょう。定規も好みによって使い分けてください。カッターになれている方はフリーハンドでもいいでしょう。
カッターで切る場合は紙のほうを回すようにして、奥から手前へ動かすようにするとぶれにくく、力の加減もしやすいですよ。


STEP_5 山折、谷折の線に切り込みを入れる

ペーパークラフトはエッジの出来が重要!紙を折り曲げやすいように切れ込みを入れます。山折の辺は裏面、谷折の辺は表面に切るときの半分の力でなぞってください。力を入れすぎると悲しいことになります。
裏面の場合は3でポールペンを使ってつけた溝に沿って切れ込みをいれる。見えにくい場合はシルエットの角になっているところなどを手がかりにしてやるといいでしょう。

R0010930.jpg
ぶっちゃけ定規いらないんですけどね。


STEP_6  のりしろの薄皮をはがす

紙同士を重ねて貼り付けたとき、特に細かいパーツの場合、どうしても紙の厚みが目立ってしまいます。で、のりしろの部分を半分めくって薄くしてやると綺麗に角が出てくれるし、表面がザラザラになるので接着もし易くなり一石二鳥です。
難しそうですが、紙は層になっているので端っこをカッターの刃先などでちょいちょいっとめくってやってピンセットでつまんでひっぱると案外簡単に剥離できます。
この作業はやらなくても出来ますが、仕上がりが断然良くなるので是非やってください。

R0010933.jpg
ぺりぺり

R0010944.jpg
失敗orz


STEP_7 貼り付け

曲がる辺にはあらかじめ折り癖をつけておいて、いよいよ組み立てていく。のりしろに接着剤を塗っていくわけだけど、その前に切ったときに余った型紙を使って”ヘラ”を作っておく。
接着剤は余った紙の上に豆粒くらい出してヘラですくって塗布するようにすると、手が汚れないし何より細かい部分にもぬりやすいのです。
貼り付けの際は指やピンセットで押さえて圧着する。

R0010938.jpg
無駄な紙を出さない。エコロジー的にも良い気がする。

R0010939.jpg
ボンドはすぐ乾くので出し過ぎないようにちょっとずつ。

R0010945.jpg
非常に作り難いパーツのしっぽと耳。平面でもよかったな・・・。

イマイチ作り難いこのウマ君。型紙を作った自分自身への苛立ちをおさえつつ黙々と作業を続けます。


STEP_8 組み付け

やっと各パーツが組みあがった。
最後にパーツ同士をドッキングさせます。少し接着剤を厚めに塗ってふーふーっとちょっとだけ乾かしてからつけるといいかも。接着剤がはみださないように。

R0010947.jpg
ジャキーン!ガシィーン!と言いながら合体させましょう。

 

 


完成!結局3時間くらいかかってしまった。

R0010950.jpg
正面。馬本来の荒々しい野性味を感じます。今にも走り出しそうです。
お盆に飾るものではありません。

R0010951.jpg
後姿。コーモンがかわいいですね。

と、ここまでが基本的な作り方です。もっと完成度をあげるには、組む前に紙の断面を絵の具(不透明のもの)を薄くといて塗っておくと接着面が目立たちませんよ。
本当はウマ君に乗せる騎手も作りたかったのですが、めんどくさいので要望があれば後日!


どうでしたか?ペーパークラフト。手軽そうに見えて実際やってみると手間がかかりますが、モニターの中の画像がこうやって立体になると、ちょっと感動です。
ウェブにはもっと高精密なものも配布されていたりするので検索してみてください。探すのも楽しみのひとつですね。
お金はないけど暇だけはもてあましているあなた!是非!

以上、まちゃあきでした。

次はぴちぴちの新人ちゃんにでも回そうかな。

PREV : 050:おーがね(プログラマ) NEXT : 0802:Samai(デザイナー)

このページの最上部へ